2018/09/08

Desktop App Converterの完全削除

Desktop App Converter(DAC)を使ったことがあれば知ってのとおり、DACは対象アプリのインストーラをコンテナ技術を使って実行するので、DACを実行するOSと同じバージョンのBaseImageを必要とします。

このため、DACを使うには初めに、
  1. MicrosoftストアからDACをインストールする。
  2. OSに合ったBaseImageをダウンロードし、DACでSetupする。
という手順が必要となります。

さて、DACによる対象アプリのAppxパッケージ化が完了し、不要となったDACを削除するときは逆に、
  1. DACをアンインストールする(ストアアプリなので簡単)。
  2. BaseImageを削除する。
で終了かといえば、実はそんなことはありません。

というのも、DACをSetupしたときにBaseImageから展開されたファイル群はDACをアンインストールしても削除されないので。具体的には以下のパスに存在します。
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Images
これらのファイルは現在のBuild 17134のもので約1.5GBありますが、アクセス権限の関係で簡単には削除できません。これを美しく消す方法はないかと調べてみたら、ちゃんと公式にありました。
このCleanupオプションを使えば、全部きれいに消すには以下のコマンドとなります。
DesktopAppConverter.exe -Cleanup All

これは当然にDACをアンインストール前に行う必要があるので、手順を改めれば以下のようになります。
  1. DACでCleanupする。
  2. DACをアンインストールする。
  3. BaseImageを削除する。
ちなみに、BaseImageはSetup後はなくてもConvertは可能なので、Setupした時点でもう不要かもしれません。

そもそも、MicrosoftがWindows 10の細かなバージョン向けのBaseImageを継続的に提供しなくなっているので(歯抜け状態)、DAC自体が使い物にならなくなってきていますが。