1. 故障の状況
ある日、収納式のUSBコネクタを引き出してPCに接続しても電源が入らなくなった。ケーブルを引き出す長さを変えていると電源が入ったが、それも繰り返すうちに完全に電源が入らなくなった。
状況から見て、USBケーブルと基板を繋ぐ内部のケーブルが断線した(外部に出てくるケーブルは固くて断線しそうなものではないので、その奥のもの)と考えられる。予想より耐久性がなかったというか、ケーブルを一杯まで引き出すようなことは避けた方がいいらしい。
中のデータは電源が入るうちにコピーできたが、教訓としては、
- 修理に出すと、中のデータは保証されない。というより、消去される。
- 中のデータが必要なら分解してHDDを取り出す必要があるが、そうすれば当然保証は切れる=元のポータブルHDDとしての使用を諦めることになる。
2. 交換品
サポートでは修理ではなく交換になったが、届いた交換品は少し変わっていた。
IEEE1394付きになっていた。それもIEEE1394b(FireWire 800)のもの。IEEE1394bのコネクタを初めて間近に見たが、IEEE1394aのものより洗練されている。
同梱のケーブルは4pinのものがなかったので、9pin-4pinのケーブルを別途購入して接続。PC(ThinkPad X60s)のIEEE1394ではIEEE1394bの速度は生かせないが。
CrystalDiskInfoの表示。インターフェイスはしっかりIEEE1394になっている。
こちらはUSB接続の場合。
一応CrystalDiskMarkでUSB接続(左)とIEEE1394接続(右)の速度を比べてみた。
ReadはIEEE1394の方が速いが(規格上の上限の40MB/sを上回っている)、WriteはUSBの方が速いという、やや意外な結果。
ちなみに、ポーチは付属しなくなっていた。
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