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1本目はIBMのロゴで、2本目と3本目はLenovoのロゴになった以外、表記に大きな変化はなかったが、4本目には新しくPSEマークが付いていた。
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これまでACアダプターにはPSEマークが付いていたが、リチウムイオン・バッテリーも2008年11月20日以降に製造・輸入されたものは電気用品安全法の対象になったということらしい。
一応バッテリーの製造日を見てみると、確かに2008年12月になっていた。
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ふと気付いたのはPSEマークの横に記載された定格容量で、14.4Vで1.82Ahと、これまでの2.0Ah(このバッテリーにも記載されている)より9%だけ減っている。
そこでバッテリー容量とPSEの関係についての説明を探したところ、とりあえず唯一見つかったのはWillcom D4の大容量バッテリーに関するものだった。
D4のバッテリーパックは、2008年11月より電気用品安全法(PSE)対象品となりました。PSE施行日(2008年11月20日)以降に生産されたバッテリーパックは、PSE対応品として、ラベルにPSEマークを表示すると共にPSE規格に基づいた定格容量表記に変更しております。そのため、カタログおよび取扱説明書に記載されている容量表記と、PSE対応品のバッテリパックに記載されている容量表記とは値が異なりますが、算出基準の違いによるものであり、充電時間、動作時間の性能に違いはありません。
要は、これまでと定格容量の算出基準が違うだけで、実体的には同じということらしい。PSE規格に基づく算出基準というのは、資料を読むとJIS規格にあるらしいが、詳細は分からない。いずれにせよ、PSEへの対応はどのメーカーでも同じだろうから、Lenovoのバッテリーも同じ事情だろうが、一応Lenovoとしても説明は出しておいた方がいいと思う。