2009/10/20

Windows 7 直前

Windows 7のリリースが迫ってきたところで、現状のまとめ。

1. ドライバー


ThinkPad X61sで64bit版を使うことを目算に、Lenovoの特設ページ(Windows 7 BETA Drivers and Utilities)と機種ごとのページからダウンロードできるもの等、以下の動作を確認。

22日以降に更新されたものを赤字で表記。
  • ディスプレイ(Mobile Intel 965 Express Chipset Family)(8.15.10.1867)(Windows Update)
  • モニター(4.0.0.0)(Windows Update)
  • オーディオ(SoundMAX Integrated Digital HD Audio)(6.10.2.7255)(Lenovo)
  • 省電力ドライバー(1.55.0.0)(Lenovo)
  • 省電力マネージャー(3.05)(Lenovo)
  • システム制御ドライバー(1.01)(Lenovo)
  • ホットキー機能=オンスクリーン表示(5.32.00)+全画面拡大機能(2.10)(Lenovo)
  • TrackPoint(4.69.0.0)(Lenovo)
  • Intel Matrix Storage Manager(Intel ICH8M-E/M SATA AHCI Controller)(8.9.2.1002)(Lenovo
  • LAN(Intel 82566MM Gigabit Network Connection)(9.13.4.10)(In-box)
  • WLAN(Intel Wireless WiFi Link 4965AGN)(13.0.0.107)(Lenovo
  • Bluetooth(6.1.7600.16385)(In-box)
  • モデム(ThinkPad Modem)(7.62.0.0)(Windows Update)
  • Access Connections(5.41)(Lenovo)
  • Intel Chipset Support(9.1.1.1016)(Lenovo)
  • System Update(4.0.0024)(Lenovo)
  • Toolbox(6.0.5387.30)(Lenovo)
ようやく出たSystem Updateだが、あまり拾ってきてくれないので、これだけではセットアップに足りない。なお、Toolboxをインストールすると、ThinkVantageボタンを押したときに起動するものがToolboxに変わる。

ユーティリティは、Windows 7では継続されないか(Windows 7 and ThinkVantage Technologies)、不明なものでも、以下はVista用が機能するのを確認。
  • プロダクティビティセンター(3.11)
  • モビリティセンター(1.50)
  • キーボードカスタマイズユーティリティー(1.0.01)
  • System Toolbox(5.1.5183.17)
  • ヘルプセンター(2.00n)
  • Access Help(2.00)

2. タスクバーの縦置き


Access Connectionsと省電力マネージャーのタスクバー表示は、結局こうなった。

左上角を丸めたデザインは、Access Connectionsを使わない場合も考えて、省電力マネージャーも同じ形にしておこうということかもしれないが、そもそもこのデザインが要るのかと。これでタスクバーを縦置きすると、こうなる。

タスクバーの幅が広がってしまうが、まあ破綻なく落ち着く。ただし、省電力マネージャーはわずかに右に寄っているし、プラグのアイコンが少し切れている。横置きでタスクバーを細くできない問題はそのまま。

[追記1]

表示言語を英語にすると、縦置きでもプラグのアイコンが切れないことに気づいた。英語(左)と日本語(右)を並べると、日本語の方が電池が横長になっているのが分かる。

中にある文字のフォント設定の影響を受けている感じがするが、DPIを変えたときも崩れがちなので、表示の設計がうまくされてない様子。

[追記2]

その後、縦置きしても破綻しないデザインに変わっていた。タスクバーが広がる幅も狭くなっている。いつからかは知らないが、Access Connections(5.72)と省電力マネージャー(3.40)ではこうなる。

3. デバイスとプリンターにおけるThinkPad


Windows 7では「デバイスとプリンター」にPC自体がデバイスとして出てくるが、ThinkPadの場合はこれが専用アイコンに変わり、クリックするとLenovoの専用ウィンドウが出てくるようになる(Windows7 RTM版をインストールしてみました)。

これには設定を少し変更する必要がある。といっても、特に意識せずに操作していてもそうなるが。以下の「デバイスとプリンター」では、デバイスの列の右端にあるのがPC自体(ThinkPad X61s)を示すデフォルトのアイコン。
Windows 7 Devices and Printers: Default icons

設定には、このウィンドウの上に「拡張デバイスアイコンおよびインターネットからの情報を表示できます」と出ているバーをクリックし、「デバイス情報をインターネットから取得」を選ぶ。または、ここで「デバイスのインストール設定を開く」を選ぶか、PC自体のアイコンを右クリックして「デバイスのインストール設定」を開くと、以下のダイアログボックスが出てくる。
Windows 7 Devices and Printers: Settings

この「汎用のデバイスアイコンを、拡張されたアイコンで置き換える」にチェックしておくと、そのうちデータがダウンロードされてきて、PC自体のアイコンがThinkPadのものに変わる。ついでにCanonのプリンターのアイコンも変わっている。
Windows 7 Devices and Printers: ThinkPad icon
Windows 7 Devices and Printers: ThinkPad icon

このThinkPadのアイコンは、一見してThinkPad X30xをモデルにしたものと分かる。ちなみに左は新型ThinkPad USBキーボードのアイコンだが、下の楕円の左端が切れていたり、妙に青みがかっていたりと、出来が今一つ。

このThinkPadのアイコンをクリックするとLenovoの専用ウィンドウが現れる。ここのリンクからそれぞれの設定を開けたりする。
Windows 7 Devices and Printers: Lenovo page

X30xでもないのに、X30xがモデルのアイコンというのも少し変な感じがするので、X6x(より正確にはX61s)をモデルにしたアイコンを作ってみた(Vector: ThinkPadX6xアイコン。置き換えるアイコンのパスはreadmeに表記)。
Windows 7 Devices and Printers: ThinkPad X6x icon
Devices and Printers: ThinkPad X6x icon

特大サイズで他のアイコンと並べてみるとこんな感じ。
Windows 7: Extra large icons

アイコンの機能として、こんなに大きなサイズが要るのかと思わないでもない。が、ThinkVantageのアイコン勢はボーリング用のボール(としか見えない)に白抜きで重ねただけで、割り切りが素晴らしい。

[追記1]

22日に出た「デバイスとプリンターフォルダ内のアイコン表示に関するレジストリ・パッチ」を適用すると、「デバイスとプリンター」にBluetoothモジュールと指紋認証コプロセッサーが出なくなる。
Windows 7 Devices and Printers: Registry patched

Readmeによれば、
このソフトウェア(レジストリ・パッチ)は、デバイスとプリンターフォルダ内に、内部デバイスのアイコンが表示されないようにします。

ということなので、これらは本来表示されるべきものではなかったらしい。

[追記2]

その後、Lenovoの専用ウィンドウが日本語で表示されるように変わっている。
Windows 7 Devices and Printers: Lenovo window, Japanese version

これに伴って、ThinkPadのアイコンがあるパスも「en-us」が「ja-jp」に変わっている。

4. このファイル「を」開く前に常に警告する


セキュリティの警告の日本語がおかしい点は(「を」が抜けている)、RTMでも修正されなかった。比較的よく出てくるダイアログボックスなのに。次に修正が入るのは何年後だろう。

参考までに、英語での表示。

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