ノートやタブレットPCでWindows Hello対応の内蔵カメラがある場合、Windows Hello対応のWebカメラを接続しても、Windows Helloに使われるカメラを切り換えられない問題は、Microsoftでも認識されているようです。
最近ようやくというか、周辺機器メーカーから普及帯のWindows Hello対応Webカメラが出ましたし(エレコムのUCAM-CF20FBBK)、既にDellやLenovoからWindows Hello対応カメラ付きのモニターも出ています。中でもMicrosoft Teams専用機能を謳ったC2422HEについて、Dellのサポートに問い合わせてみたところ、やはりPC本体にWindows Hello対応カメラがある場合はモニターのカメラは使えないとの回答でした。この問題にぶち当たるケースが増えるにつれ、Microsoftでもいつまでも放置はされないかもと想像しています。
ともあれ、この問題を解決するためのHello Switcherですが、これまでの実績上、切換え機能自体には問題なさそうです。
一方で、ログイン後という起動タイミングに起因する問題は如何ともしがたく、未解決の問題として残っていました。すなわち、電源オフの間やサスペンド中にUSBカメラの着脱があった場合、その後のログイン前にカメラの切換えは当然できません。
試しにタスクスケジューラでの開始タイミングをスタートアップ時に変えてみましたが(この状態だとUIを出せないので、実用的ではない)、ログイン前にカメラの切換えが間に合う場合もあれば合わない場合もあり、解決策にはならず。
よって、Windowsサービスの実行ファイルも作成し、通常のアプリと併用する(アプリの実行中はサービスはPausedにしておく)方針に変えました。
この結果、切換えが間に合わなくなる場面はほぼなくなりました。ということで、ようやくアプリとして所期の要求を満たすようになりました、パチパチ。
実際、サービスとして動かしている限り、表に出ることもなく自動的に切り換えるので、OSの標準機能と変わりません。これで、この問題は実質的には解決かなと。
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