2011/03/12

AtomなReadyNASの動作音

静音性は自分にとって重要な要素で、NASは稼働しっぱなしということが多いだけに問題になり得るところだが、Ultra 2の動作音はどうか。

(このエントリは一続きのエントリの3/5)

3.1. ファンの回転音

一番気がかりだったファンの回転音については、しばらく使った範囲ではあまり気にならない。というより、Ultra 2を自分から直線距離で2mぐらいの場所に置いているが、稼働中ということを音で意識させられることがあまりない(アクセス中のHDDが出す音は除く)。

これは第一に、冬場なので当てにはならないが、Ultra 2では平常時のファンの回転数が割と低いことがある。

起動時の高速回転は別として、平常時で(スピンダウンはしていない)800から900RPM前後、スピンダウン時には600RPMぐらいまで下がることもあった。負荷をかけていると1000RPMを越えることもあるが、そんなに長くは続かない。

音の感じ方は環境と、何より個人差によるところが大きいが、ファンの風切り音は一般的には1000RPM以下になると少し離れれば聞こえないレベルになる。その意味では、Ultra 2のファンは聞こえないレベルにある時間が長い。

第二に、回転音が低くてもジジジ……と耳障りな軸音を発するファンがあり、まさにDuoの標準ファンがそうだったが、そういう軸音がUltra 2の標準ファン(Delta AFB0912HH)にはない。

結果的に、現在のところ、標準ファンでもまあ十分な静音性が確保されていて、その点は思い切って92mmファンにしたNetgearの設計の勝利という気がする。実は交換用にと買っておいたファンがあるのだが、出番はないかもしれない。

勿論、ファンの回転数は気温やかかる負荷によって変わってくると思うので、夏場を超えるまでは速断できない。ただ、もし回転数が高止まりするようになっても、Ultra 2ならまだ打つ手がある。つまり、設置場所を遠ざけてしまえばいい。

3.2. 遠隔から電源オン/オフ

Ultra 2はWake On LAN(WOL)に対応しているので、完全な遠隔操作が可能になった。そのため、普段は全く姿が見えないような場所に隔離しても、全ての操作が行える。

といっても、ReadyNASのRAIDarにはQNAPの管理ソフトなどのように電源オン/オフする機能はないので、自分で準備する必要があるが。

電源オン

普通にWOLのMagic Packetを送ればいい。例えばMagicSendはコマンドラインで操作できるので、MagicSendと同じフォルダに以下のバッチファイルを入れておく。
magicsend [ReadyNASのMACアドレス]

これにショートカットを張っておけば、そこから一発で起動できる。なお、WOLに対応しているのはLAN1のコネクタの方だけなので注意。

電源オフ

Frontviewに入らなくてもできる方法をNetgearの人が紹介している(Newbie question: Remote Shutdown...)。なお、これはSparcのDuoでも可能なもの。
  1. 以下の3つをダウンロードする。

    要はCurlを使いたいわけだが、これはOpenSSL上で動き、OpenSSLにはVisual C++ 2008 Redistributableが必要というわけ。全てWin32版であることに注意。Visual C++ 2008 Redistributableは既に入っていれば不要だが、OSが64bitだと入っているのはx64の方だったりするのが落とし穴。

  2. Visual C++ 2008 Redistributableをインストールの後、OpenSSLをインストールする。Curlを展開。

  3. Netgearの人が示したスクリプトにならってバッチファイルを作る。
    curl -u admin:[管理者パスワード] -k -d command=poweroff -d shutdown_option=1 -d OPERATION=set -d PAGE=System -d OUTER_TAB=tab_shutdown -d INNER_TAB=none https://[ReadyNASのIPアドレス]/get_handler

    adminの後ろは自分の設定した管理者パスワードにする。IPアドレスは自分のReadyNASのIPアドレスにする。なお、これはホスト名でも可で、DHCPにしている場合はその方が便利。

  4. このバッチファイルをCurlと同じフォルダに置き、ショートカットを張っておく。
両方のショートカットをスタートメニューに入れると、こんな感じ。アイコンはNetgearのサイトのfaviconを拝借。丁度形がDuoというか、Ultra 2と同じだし。

3.3. HDDトレイ

HDDの音については、それ単体で対処しないと仕方ない。初めに3.5インチの7K3000×2でしばらく稼働させてみたが、やはり2.5インチには比べるべくもないので、Duoに引き続いて2.5インチで行くことにした。

NetgearのHDDトレイにもQNAPのHDDトレイのように2.5インチ用のネジ穴があれば簡単なのだが、それはない。かつ、穴を開けるような気をなくさせる、ごついスチール製なので(穴の位置も合わない)、以前に目を付けていたIcy Dockのアダプターを使ってみる。ちなみに、Awowoから類似品が出ているが、NetgearのHDDトレイで必要になる底面のネジ穴が省かれているので(妙なところで手を抜く)、使えない。

Duoの旧型トレイにMB882SP-1S-1Bを(左側)、Ultra 2の新型トレイにMB982IP-1Sを(右側)取り付けた状態。
ReadyNAS Ultra 2: HDD trayReadyNAS Ultra 2: HDD trayReadyNAS Ultra 2: HDD tray

実用上はどちらでもいいのだが、金属製(たぶんスチール)のMB982IP-1Sはこれまたごつい作りで、動作もスムーズ。ただ、最初に使い始めたとき、中のHDDが認識されないことがあって焦った。原因は不明だが、端子をよく掃除した後は、それが効いたのかどうか分からないが問題はなくなった。

次にReadyNAS Remoteについて。

(Ultra 2とDuoの消費電力について計測した結果をこちらで)

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