1. 顛末
Venue 8 Proは充電とUSBを同時使用できないと書いた後、純正のDell Micro USB Dongle for Data and Chargingを国際発送してくれる店を探してみたが、これが見つからなかったので、結局Mobile Design Labsの+portをオーダーした。本体29ドルに送料10ドルを合わせて39ドル。
これはKickStarterで資金調達して製品化されたもので、動画でもVenue 8 Proでデモしているように、純正を除けば唯一の確実な選択肢、と思われた。
が、実はその数日前に発表されたBuffaloの「Android用充電機能付きUSBハブ」BSH4AMB03BK/Nの対応機種にVenue 8 Proが含まれているのを後になってから知り、さらにACASISのHO27の店頭販売が始まった。
12月前半まではモバイルショップを回っても影も形もなかったのに、一気に状況が変わってきた。ということで、このタイミングで+portを買うこともなかったが、来たものは来たものとして使っていく所存。
2. 充電時間
+portはVenue 8 Proを念頭に置いて作られたものらしいから大丈夫だろうとは思ったものの、一応充電時間を比較してみた。
接続方法は以下のとおり。
- +portのMicro USBコネクタにVenue 8 Proの付属ACアダプターからのMicro USBケーブルを接続
- +portのMicro USBケーブルをVenue 8 ProのMicro USBコネクタに接続
- +portのUSBコネクタにLogitecのUSB有線アダプターのLAN-GTJU3を接続
比較するのは以下の3ケース。
- Case 1: 通常どおり付属ACアダプターからのケーブルをVenue 8 Proに直結。負荷として無線LANで接続した状態でYouTubeの動画を流し続ける。
- Case 2: +portにACアダプターからのケーブルだけ接続した状態で、+portのケーブルをVenue 8 Proに接続し、充電が開始された後、+portのUSBコネクタに有線LANアダプターを接続。負荷として有線LANで接続した状態で(無線LANはオフ)同じくYouTubeの動画を流し続ける。
- Case 3: +portにACアダプターからのケーブルと有線LANアダプターを両方接続した状態で、+portのケーブルをVenue 8 Proに接続。負荷はCase 2と同じ。
充電状態の記録には簡単なアプリを作った。
ただ、参照元のデータがリアルタイムに更新されない(時々思い出したようにジャンプする。これは通知領域の電源表示も同様)ことが分かったので、細かい動きは気にしないということで。
結果は以下のとおり。
10%から100%までの充電時間には一応差はある。
- Case 1: 216分
- Case 2: 239分
- Case 3: 236分
結論として、+portにACアダプターからのケーブルとUSBデバイスを両方接続した状態を固定して、+portのケーブルをVenue 8 Proに抜き差しするだけで問題ないと言えよう。
3. ガジェットとして
外装の成形や組み立ての精度は高くないが、機能が果たせればそこは問わない。
ただし、このケーブルの固定方法はよろしくない。
外装のチューブが固定されておらず、シールド線が剥き出し。これはそのうち断線するおそれが高いので、何らかの補強策が必要。
まあ壊れたらBuffaloの製品があると考えれば、既に気は楽。
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