2009/06/28

単位系の件

コンピュータ関係の計算をしていると避けて通れないのが単位系の問題。すなわち、SI接頭辞(1K=1000)か、2進接頭辞(1K=1024=2^10)かの問題だが、TBあるいはTiBともなるとズレが馬鹿にならない。一般的に容量はSI接頭辞、速度は2進接頭辞のことが多いが、必ずしも当てはまらないので、調べた結果を書き留めておく。

SI接頭辞(1KB=1000Bytes)
  • CrystalDiskMark(Readmeに表記)

  • HD Tune Proの容量(マニュアルに表記。4.00ではmB、gBなど小文字を使って示す形式をとる)

  • HD Tach(Resultsのウィンドウに表記)

  • X25-Mの容量(データシートの「Table 2. User Addressable Sectors」のNoteに表記。いずれにせよセクタ数から計算できるが)
2進接頭辞(1KB/1KiB=1024Bytes)
  • HD Tune Proの速度(マニュアルに表記)

  • PCMark05のHDD Test Suite(問い合わせに対する回答。IntelのRankDiskを利用)

  • Iometerの速度(User's Guideの「13.5 Selecting a Statistic for Display」中の「Megabytes per Second submenu:」に表記。ちなみに関係ないが、Iometerの表記は、Iometerの中では「Iometer」だが、他の資料では往々にして「IOmeter」になっている。意味的には大文字の方がしっくり来るが)

  • X25-Mの公称速度(データシートの「Table 3. Maximum Sustained Read and Write Bandwidth」のNoteに表記)
不明
  • SiSoftware Sandraの速度(容量等は2進接頭辞で統一されているので、おそらくは2進接頭辞)
  • h2benchw(ドキュメンテーションはドイツ語らしい)

  • ATTO Disk Benchmark(もはやヘルプを含めてドキュメンテーションにアクセスできない)

1 コメント :

ハードディスク さんのコメント...

記事を拝読しました。HDDの単位系に関することについては、一般の方は概要しか見ません。