2010/05/30

Indilinxのファームウェア

PhotoFastからIndilinxのBarefootコントローラのSSDのファームウェアが出ないと書いていたら、5月14日に1916がまとめてリリースされたので、フォローアップ。

1. アップデート作業


アップデートには他のベンダーと同じくIndilinxのプログラムを使うが、PhotoFastの場合、その前に筐体を開けてジャンパーをショートさせる必要がある。さらにG-Monster 1.8 IDE V3の場合、ジャンパーのピンが付いておらず、ジャンパーの穴の間を繋げなくてはいけないので、これが面倒だと思っていた。が、マニュアルによれば、クリップを曲げて差す程度でいいらしい。

ジャンパーの位置は、マニュアルに「1.8“44 ピンIDE」と出ている写真を見ると、J1でいいらしい。というわけで、クリップの針金を短く切って曲げたものを差してみた。
G-Monster 1.8 IDE V3: Jumper for firmware update

裏から見るとこんな感じ。
G-Monster 1.8 IDE V3: Jumper for firmware update

この状態でThinkPad X60sのウルトラベースX6に入れると(針金を短く切ったのはこのため)、デバイス名が「YATAPDONG BAREFOOT-ROM」と出る。
G-Monster 1.8 IDE V3: Device name when jumper inserted

ここでUpgrade_AP.exeを起動すると、このSSDが自動的に認識される。メモリの型番は「K9LBG08U0M」なので、K9LBGのM-Dieということになる。もっとも、プルダウンリストには32GBモデルはこれしかないので、迷いようがないが。
G-Monster 1.8 IDE V3: Selecting firmware

これを選択して「Upgrade F/W」を押すと、コマンドプロンプトが開いて実行される。
G-Monster 1.8 IDE V3: Flashing firmware

完了後のメッセージを見ると、ジャンパーを繋いだ状態が「factory mode」、離した状態が「normal mode」ということらしい。元のプログラムに戻ると、「Status」の項に「Success」と出ている。
G-Monster 1.8 IDE V3: Update completed

後は針金を抜いて終了。

2. 確認


アップデート前のCrystalDiskInfoとJSMonitorの結果はこんなもの。
G-Monster 1.8 IDE V3: CrystalDiskInfo (before firmware update)G-Monster 1.8 IDE V3: JSMonitor (before firmware update)

「Maximum Erase Count」などは結構上がってたりするが。

アップデート後はこうなる。
G-Monster 1.8 IDE V3: CrystalDiskInfo (after firmware update)G-Monster 1.8 IDE V3: JSMonitor (after firmware update)

ほとんどの値はリセットされる。これまでのデータは何だったのかという気もするが、そもそも意味は明確になってなかったようなので、気にしても仕方ないか。