何かと思ってPropertiesの項を開いてみると、個人情報の取扱いについてNoを選択していたら、そのせいで設定が完了していないことになっていた。
大前提としてMonitorianは個人情報に触らないので、ここは最初のサブミッションからNoを選択してきた。前回のサブミッションが通過したのが10月10日、この時が10月17日だったので、この間に何らかの変更があったのか、その前の変更の影響がこのタイミングで現れたのか、その辺は不明。
いずれにせよ、Privacy policy URLの入力が必要なのはYesを選択したときだけのはずで、ダッシュボードの動作としておかしいので、インシデントとして報告した。
過去の他の経験から、まず問題をサポートに理解してもらうのが手間かなと思っていたら、サポートの反応は迅速で、かつ、一発で問題を正確に理解していたので少し驚いた。前回と変えていないのに引っ掛かったことについて調査してもらった結果、以下のことが判明。
- アプリのCapabilityとしてrunFullTrustを宣言しているので、このCapabilityの場合は、アプリの実際の動作にかかわらず、Privacy policyが必要。
- 前回までこの問題が出なかった理由は不明だが、いずれにせよ現在は必要。
ともあれ、このアプリは個人情報を取得しないという一文であっても、Microsoftストアのシステム上必要なのであれば書くが、Yesを選択すると事実と異なる虚偽の記載となって、後でペナルティ等はないのかと質問したところ(しつこく聞こえるかもしれないが、虚偽の記載は何であれ後で不利に利用されかねない)、以下の回答。
- ここでYesを選択することによって、ペナルティを課されることはない。
以上、デスクトップアプリをMicrosoftストアに出すにはDesktop Bridgeが必要、Desktop BridgeはrunFullTrustが必要、MicrosoftストアはrunFullTrustだとPrivacy policyが必要、よって、導き出される結論は、デスクトップアプリをMicrosoftストアに出すにはPrivacy policyが必要ということになる。
その後、ダッシュボードは修正されて、11月25日現在、以下のようになっている(Wifinianのもの)。
CapabilitiesとPrivacy policyの関係が明示されたので、その点は分かりやすくなった。