CrystalDiskInfo 5 Shizuku Editionなわけですが。
やー、これは……………。
その後、(聞き方を教えていただいて)声を聞いて、こ、これは……………。
ネーミングといい、色遣いといい、立ち姿といい、声音といい、はまりすぎ。
さらに、絵師さんのサイトにある二頭身姿が、これがまた。
前にお話は聞いたことがあって、いつ出るのかなと思っていたのですが、これはプロの仕業(実際にそうなわけですが)というか、ここまでとは、予想を軽く突き抜けていて、驚愕の念に堪えません。
人によって趣味の問題はあると思いますが、たとえ自分とは縁遠い世界であっても、しっかりした仕事には自ずと敬意を払わざるを得ないというか、賞賛を惜しまないというか、むしろもっとやれというか、そんな感じです。どんなことをやるにしても楽しい方がいいに決まってますし。
2012/06/17
Windows 8はRetinaレディか
MacBook ProにRetinaモデルが出たことで、PCでもRetina(に相当する高解像度)が現実のものとなってきたが、Windows 8はそれにレディなのかをチェック。
MacBook Proが発表された日に早速BootCampでWindows 8 RP(Release Preview)をインストールした記事(Retina MacBook ProにWindows 8インストール成功、しかも簡単だった)が出ていたが、その早業には敬意を表する一方、「細かすぎてウインドーの内容は全然見えない。ごみ箱が極小サイズ(笑)。」の文には「バカっぽい」と思った。WindowsでもMicrosoft、あるいは開発者は高解像度への準備を進めてきているわけで、それを試してもらわないと。
というわけで、Windows 8を高DPI、Appleのやり方にならって200%に設定するとどうなるかを見てみた。解像度は1680×1050なので、やや窮屈だが。
大体は問題ないが、おかしい箇所もある。
標準のカーソルと、新しいエクスプローラの、上の階層に移る矢印がおかしい。縦横比が微妙に狂って輪郭が崩れた感じがする。
その他、ざっとOSと標準アプリを見て回ったが、とくにおかしい箇所は見当たらなかったので、あと少し作り込みをがんばってくれという感じ。
それはそれとして、100%のときとは各パーツの余白や位置関係が違っていたり(少々詰まり気味)、輪郭線が相対的に細くなったりして、気にならないでもなかったが、そこは慣れの問題か……。
[追記1]
Microsoft Answersに報告したところ、フィードバックとして受けてもらった(Win8RPで高DPIに設定するとマウスカーソルの輪郭とエクスプローラにある矢印の輪郭が汚くなる)。
[追記2]
結局RTMでも修正されてなかったので、代わりになるカーソルを作成してみた。
実のところ、問題はサードパーティのアプリやハードウェア関係のユーティリティにある気がする。例えばGoogle Chrome(19.0.1084.56)をインストールしたままの状態。
ぼやけている。というより、DPI仮想化が効いている。これは一旦100%(96DPI)で描画した後で引き延ばして表示する機能で、高解像度に対応していないアプリでも最低限表示できるようにするものだが、自動的にかかったりかからなかったりするので(標準アプリも含めて)、法則性がよく分からない。
この状態だと高解像度の意味がないので、明示的にDPI仮想化を無効にするにはその実行ファイルのプロパティで「高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする」にチェックする。
で、無効にすると、今度はこうなる。
このタブ部分を見ると、テキストは大きくなっているが、タブとツールバーのサイズは元のままでDPIに従って拡大されていない。
まあGoogleのことだから、必要と認めればすぐ修正してくるだろうが。それから、これはサイト側の問題だが、Faviconはどうするのだろう。現在はjpgかpngを使っているサイトが多いと思うが、色々な解像度に対応するにはサイズ別の画像を持てるicoの方が便利ではある。
また、ハードウェア関係としては、ThinkPadではTrackPointのドライバが自動的にインストールされ、マウスのプロパティにそのタブが現れる。
テキストが切れている。これはラスターフォントで指定されていたものが、拡大されたときにベクターフォントに置き換えられたせいで指定されたスペースに収まらなくなるという、古いソフトにありがちな問題。修正は難しくないはずだが、今更修正してくれるのか……。
かようにアプリによるところが大きいが、ユーザーは意識してなくてもアプリにも種類があって(ネイティブ、Windowsフォーム、WPFなどなど、実は複雑)、それによって表示方法も違っていて、最終的には開発者の作り込み度による。
というわけで、実際に試すしかないわけだが……例えばCrystalDiskInfo(5.0.0)はこうなる。
フォントも配置もきれいに整っていて、何もいうことはない。
一応、自分のNAS Herderはどうかというと、こんな感じ。
何ということはなくて、.NETのWindowsフォームアプリなので基本的に実行環境にお任せなのだが、動的に生成しているパーツのサイズや位置はがりがり計算していたりする。アイコンはまだ手抜きなので、小さい画像が拡大されて表示されているが。
ちなみに、Apple StoreでMacBook ProのRetinaモデルを見てきたが、標準アプリの精細さにはすごいものがあったが、Retinaに対応していない(と思う)Microsoft Officeはメニューのフォントがぼわっと引き延ばされてかえって汚くなっていて、あの縦横2倍引き延ばし作戦も万能ではないと思った。
1. Windows 8 RP
MacBook Proが発表された日に早速BootCampでWindows 8 RP(Release Preview)をインストールした記事(Retina MacBook ProにWindows 8インストール成功、しかも簡単だった)が出ていたが、その早業には敬意を表する一方、「細かすぎてウインドーの内容は全然見えない。ごみ箱が極小サイズ(笑)。」の文には「バカっぽい」と思った。WindowsでもMicrosoft、あるいは開発者は高解像度への準備を進めてきているわけで、それを試してもらわないと。
というわけで、Windows 8を高DPI、Appleのやり方にならって200%に設定するとどうなるかを見てみた。解像度は1680×1050なので、やや窮屈だが。
大体は問題ないが、おかしい箇所もある。
標準のカーソルと、新しいエクスプローラの、上の階層に移る矢印がおかしい。縦横比が微妙に狂って輪郭が崩れた感じがする。
その他、ざっとOSと標準アプリを見て回ったが、とくにおかしい箇所は見当たらなかったので、あと少し作り込みをがんばってくれという感じ。
それはそれとして、100%のときとは各パーツの余白や位置関係が違っていたり(少々詰まり気味)、輪郭線が相対的に細くなったりして、気にならないでもなかったが、そこは慣れの問題か……。
[追記1]
Microsoft Answersに報告したところ、フィードバックとして受けてもらった(Win8RPで高DPIに設定するとマウスカーソルの輪郭とエクスプローラにある矢印の輪郭が汚くなる)。
[追記2]
結局RTMでも修正されてなかったので、代わりになるカーソルを作成してみた。
2. アプリ
実のところ、問題はサードパーティのアプリやハードウェア関係のユーティリティにある気がする。例えばGoogle Chrome(19.0.1084.56)をインストールしたままの状態。
ぼやけている。というより、DPI仮想化が効いている。これは一旦100%(96DPI)で描画した後で引き延ばして表示する機能で、高解像度に対応していないアプリでも最低限表示できるようにするものだが、自動的にかかったりかからなかったりするので(標準アプリも含めて)、法則性がよく分からない。
[参考]
MSDN: 高DPI対応の Win32アプリケーションを記述する
MSDN: 高DPI対応の Win32アプリケーションを記述する
この状態だと高解像度の意味がないので、明示的にDPI仮想化を無効にするにはその実行ファイルのプロパティで「高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする」にチェックする。
で、無効にすると、今度はこうなる。
このタブ部分を見ると、テキストは大きくなっているが、タブとツールバーのサイズは元のままでDPIに従って拡大されていない。
まあGoogleのことだから、必要と認めればすぐ修正してくるだろうが。それから、これはサイト側の問題だが、Faviconはどうするのだろう。現在はjpgかpngを使っているサイトが多いと思うが、色々な解像度に対応するにはサイズ別の画像を持てるicoの方が便利ではある。
また、ハードウェア関係としては、ThinkPadではTrackPointのドライバが自動的にインストールされ、マウスのプロパティにそのタブが現れる。
テキストが切れている。これはラスターフォントで指定されていたものが、拡大されたときにベクターフォントに置き換えられたせいで指定されたスペースに収まらなくなるという、古いソフトにありがちな問題。修正は難しくないはずだが、今更修正してくれるのか……。
かようにアプリによるところが大きいが、ユーザーは意識してなくてもアプリにも種類があって(ネイティブ、Windowsフォーム、WPFなどなど、実は複雑)、それによって表示方法も違っていて、最終的には開発者の作り込み度による。
というわけで、実際に試すしかないわけだが……例えばCrystalDiskInfo(5.0.0)はこうなる。
フォントも配置もきれいに整っていて、何もいうことはない。
一応、自分のNAS Herderはどうかというと、こんな感じ。
何ということはなくて、.NETのWindowsフォームアプリなので基本的に実行環境にお任せなのだが、動的に生成しているパーツのサイズや位置はがりがり計算していたりする。アイコンはまだ手抜きなので、小さい画像が拡大されて表示されているが。
ちなみに、Apple StoreでMacBook ProのRetinaモデルを見てきたが、標準アプリの精細さにはすごいものがあったが、Retinaに対応していない(と思う)Microsoft Officeはメニューのフォントがぼわっと引き延ばされてかえって汚くなっていて、あの縦横2倍引き延ばし作戦も万能ではないと思った。
3. まとめ
- Windows 8そのものは、少々の点を除けば高DPIへの対応を完了している。
- 問題はアプリだが、それは個々のアプリ次第(当たり前)。あえて言えば、ウェブアプリを含めてブラウザの中には関係ないし、古くてメンテナンスされてないソフトを使い続けているという事情でもなければ大きな問題にはならないのではないかと思う。
2012/06/06
A Darkling Plain
本作はフィリップ・リーヴによる移動都市シリーズ4部作(Mortal Engines Quartet, Hungry City Chronicles)の最終作である。3部までは和訳が出ているが、3部の終わりがいかにもな引きで、この4部の和訳がいつ出るか分からないので、英語原文を読んだ。
(下の方に内容に触れた記述あり)
先に、和訳における登場人物の名前について。英語で読んで初めて認識したが、中心的人物の一人である「アナ・ファン」は、原文では「Anna Fang」である。本作には名前にいかにもな含意があるものがあって、「トム・ナッツワーシー」は「Tom Natsworthy」だったりするが、これはその最たるものだと思う。
「Fang」、すなわち「牙」。強く、猛々しく、おどろおどろしい……。ストーリーが進むにつれ、それがぴったりの名前だと、思い返してみて分かったが、それなら初めから「ファング」と書いてくれと恨みがましさを感じた。英語の発音的に「グ」を入れるかどうかという選択はあるだろうが、「ファン」では軽すぎて(スペイン風の「Juan」かと思っていた)、元の含意をスポイルしているように思う。
ちなみにタイトルについては、冒頭に英国の詩人のマシュー・アーノルドの詩が引用されている。
何となく、先の見えない世界でもがいて生きていくことについて言っているのは分かる。それはこのシリーズの世界、そしてその後の世界に共通しているのだと思う。
さて、本作ではトム・ナッツワージーとレン・ナッツワージーの親子、故郷に戻ったセオ・ンゴニほかの3部からの人物が引き続き登場し、大方の予想通り生きていたへスター・ショウ(ナッツワージー)とストーカー・シュライクも出てくる。1部の人物も再登場するので、1部を再読しておいた方がいいかもしれない。
自分がこのシリーズを好きかと問われれば、少し考えてから首を振るだろうと思う。もちろん文句なく面白く、わくわくさせる世界なのだが、各人物が早とちり、勘違いで勝手に動き回り、誰かのために取った行動をその誰かがふいにし、せっかく立てた計画は失敗しない方が少なく、しっちゃかめっちゃかになって転がっていく。それでも終わり良ければ……ではあるが。
ストーリーの糸はきっちりまとめられた。が……大団円かといえば、そうとも言えない。最後の糸はやはりトムとへスター、アナ・ファング、だったものに戻ってくる。トム、アナ・ファング、そしてへスター……。それぞれの見せるものが胸を突く。
(下の方に内容に触れた記述あり)
先に、和訳における登場人物の名前について。英語で読んで初めて認識したが、中心的人物の一人である「アナ・ファン」は、原文では「Anna Fang」である。本作には名前にいかにもな含意があるものがあって、「トム・ナッツワーシー」は「Tom Natsworthy」だったりするが、これはその最たるものだと思う。
「Fang」、すなわち「牙」。強く、猛々しく、おどろおどろしい……。ストーリーが進むにつれ、それがぴったりの名前だと、思い返してみて分かったが、それなら初めから「ファング」と書いてくれと恨みがましさを感じた。英語の発音的に「グ」を入れるかどうかという選択はあるだろうが、「ファン」では軽すぎて(スペイン風の「Juan」かと思っていた)、元の含意をスポイルしているように思う。
ちなみにタイトルについては、冒頭に英国の詩人のマシュー・アーノルドの詩が引用されている。
Ah, love, let us be true
To one another! for the world, which seems
To lie before us like a land of dreams,
So various, so beautiful, so new,
Hath really neither joy, nor love, nor light,
Nor certitude, nor peace, nor help for pain;
And we are here as on a darkling plain
Swept with confus'd alarms of struggle and flight,
Where ignorant armies clash by night.
Matthew Arnold, Dover Beach
何となく、先の見えない世界でもがいて生きていくことについて言っているのは分かる。それはこのシリーズの世界、そしてその後の世界に共通しているのだと思う。
さて、本作ではトム・ナッツワージーとレン・ナッツワージーの親子、故郷に戻ったセオ・ンゴニほかの3部からの人物が引き続き登場し、大方の予想通り生きていたへスター・ショウ(ナッツワージー)とストーカー・シュライクも出てくる。1部の人物も再登場するので、1部を再読しておいた方がいいかもしれない。
自分がこのシリーズを好きかと問われれば、少し考えてから首を振るだろうと思う。もちろん文句なく面白く、わくわくさせる世界なのだが、各人物が早とちり、勘違いで勝手に動き回り、誰かのために取った行動をその誰かがふいにし、せっかく立てた計画は失敗しない方が少なく、しっちゃかめっちゃかになって転がっていく。それでも終わり良ければ……ではあるが。
ストーリーの糸はきっちりまとめられた。が……大団円かといえば、そうとも言えない。最後の糸はやはりトムとへスター、アナ・ファング、だったものに戻ってくる。トム、アナ・ファング、そしてへスター……。それぞれの見せるものが胸を突く。
Windows 8 RPにおけるフォローアップ
Windows 8 Release Preview(RP)が出たので、Consumer Preview(CP)から気になっていた点についてフォローアップ。
CPのときから状況は変わらず。USBメモリのGH-UFD3-32GFではWindows Updateができない。
USBケースに入れたMSD6000のようにローカルディスクとして認識されるか、リムーバブルディスクとして認識されるかの違いなのかもしれない。これはもうこのままなんだろうな、という気がしてきた。
いずれにしてもWindows To Go自体は非常に便利な機能なのだが、発表のあったエディションでは言及されてないので(Announcing the Windows 8 Editions)、どのエディション、ライセンスなら使えるのかという点が未だはっきりしない。法人向けライセンスのみという可能性もあるが、そうなるとBYODの場合に面倒になったりしないか、という気がする。
5日間使ったところでは、CPまでのようなCHKDSK問題には遭遇していない。同じパーティションにWin7とWin8の双方からCHKDSKをかけてみてもとくに問題になってなかったので、とりあえず忘れてよさそうである。
この問題自体はWin8でNTFSの管理が変更されたこと(chkdskの刷新と新しいNTFS正常性モデルの追加)に関係していそうではあったが。
[追記]
その後、Win7をリカバリーした際にWin8のパーティションをCHKDSKの対象から外し忘れていたら、何かの拍子にWin7のCHKDSKの自動実行がかかってWin8のパーティションが壊れた。このこと自体は仕方ないとして、やはりWin7のCHKDSKからWin8のパーティションは外しておいた方がいいとは思う。
この先、タブレットが伸していくことは確実で、色々なデバイスの関係をリシャッフルしていくのだと思う。となると、当然にPCとタブレットをどう融合させるのか、あるいは使い分けるのかが課題になってくる。
もちろんWin8はタブレット市場にMicrosoftが切り込んでいくための武器なわけだが、頑なにスタートメニューを排除しようとするのには、おそらく不利を覚悟の上での(たぶんスティーブン・シノフスキーの)信念のようなものを感じる。
といっても、それをユーザーが受け入れるかは別問題で、既に慣れてしまったPCの使い方をわざわざ勉強し直したい人は少ないと思うので、純粋なデスクトップ機で成功するかは懐疑的。自分はこういうチャレンジは好きだが、それでもこれがPCとタブレットの融合に対する答えかとなると、一歩引いて考えて、まだ足りてない感は否めない……が、後はハードウェアを含めたパッケージ次第かなと。
とにかくMicrosoftが当面の答えを見せたところで、Appleは同じ課題にどういう答えを持ってくるのか、そこに興味がある。
1. Windows To Go
CPのときから状況は変わらず。USBメモリのGH-UFD3-32GFではWindows Updateができない。
USBケースに入れたMSD6000のようにローカルディスクとして認識されるか、リムーバブルディスクとして認識されるかの違いなのかもしれない。これはもうこのままなんだろうな、という気がしてきた。
いずれにしてもWindows To Go自体は非常に便利な機能なのだが、発表のあったエディションでは言及されてないので(Announcing the Windows 8 Editions)、どのエディション、ライセンスなら使えるのかという点が未だはっきりしない。法人向けライセンスのみという可能性もあるが、そうなるとBYODの場合に面倒になったりしないか、という気がする。
2. Windows 7とのCHKDSK問題
5日間使ったところでは、CPまでのようなCHKDSK問題には遭遇していない。同じパーティションにWin7とWin8の双方からCHKDSKをかけてみてもとくに問題になってなかったので、とりあえず忘れてよさそうである。
この問題自体はWin8でNTFSの管理が変更されたこと(chkdskの刷新と新しいNTFS正常性モデルの追加)に関係していそうではあったが。
[追記]
その後、Win7をリカバリーした際にWin8のパーティションをCHKDSKの対象から外し忘れていたら、何かの拍子にWin7のCHKDSKの自動実行がかかってWin8のパーティションが壊れた。このこと自体は仕方ないとして、やはりWin7のCHKDSKからWin8のパーティションは外しておいた方がいいとは思う。
3. 私感
この先、タブレットが伸していくことは確実で、色々なデバイスの関係をリシャッフルしていくのだと思う。となると、当然にPCとタブレットをどう融合させるのか、あるいは使い分けるのかが課題になってくる。
もちろんWin8はタブレット市場にMicrosoftが切り込んでいくための武器なわけだが、頑なにスタートメニューを排除しようとするのには、おそらく不利を覚悟の上での(たぶんスティーブン・シノフスキーの)信念のようなものを感じる。
といっても、それをユーザーが受け入れるかは別問題で、既に慣れてしまったPCの使い方をわざわざ勉強し直したい人は少ないと思うので、純粋なデスクトップ機で成功するかは懐疑的。自分はこういうチャレンジは好きだが、それでもこれがPCとタブレットの融合に対する答えかとなると、一歩引いて考えて、まだ足りてない感は否めない……が、後はハードウェアを含めたパッケージ次第かなと。
とにかくMicrosoftが当面の答えを見せたところで、Appleは同じ課題にどういう答えを持ってくるのか、そこに興味がある。