ヘッドホンのミニプラグをオヤイデ電気のP-3.5 SRL+スプリングに交換したので、記録として。
有線ヘッドホンは、定番のオーソドックスなものにしておこうという理由でSonyのMDR-CD900STを随分前に買って、これは実際に交換部品の入手のしやすさで正解だったのだけど、元のプラグは太い標準プラグなのでミニプラグへの改造が前提で、これを何度か交換してきた。
PCやタブレットのオーディオジャックは側面にあるので、L型のプラグの方が取り回しがよさそうということで、オヤイデのP-3.5 SRLを買ってみたものの、ハンダ付けの難易度が高そうなのと、スプリングが付いておらず、ケーブルの穴径が6mmで穴が余るので(後に穴径が4mmのものが出た)、使わずじまいになっていた。
で、前回の交換時にハンダ付けに手間取っている間に熱で樹脂部分が傷んでいたのか、プラグが壊れたので、P-3.5 SRLを出して眺めていて、ふと思いついて前のプラグに付いていたスプリングをぐいぐい押し込んでみたら、スプリングの外径がぴったり合うことが分かったので、これでやってみるかと作業開始。
黒のアースを付ける位置に迷ったが、フラックスを塗布しておくことでハンダ付けは問題なく終了。
と思ったら、かしめるためにケーブルをねじる途中で黒が切れたので付け直してから固定。ちなみに、現行製品とは端子の穴が違う。
よく見ればスプリングとはメッキの光沢が違うものの、コンパクトかつソリッドな外見で、断線防止のスプリングもあるという、個人的に理想のL型ミニプラグができた。
2021/11/27
2021/11/14
Surface Pro 8にWindows 10をインストール
Surface Pro 8はSurface Proシリーズのユーザーが待ち望んでいた新機種ですが、発売タイミングの関係か、一般向けはWindows 11プリインストール機のみの販売となっています。
純粋に使うだけなら別にWindows 11でもいいですが、検証などを考えるとWindows 10の環境も当面必要なので、Windows 10をクリーンインストールしてみたところ、3点引っ掛かったことがあったので、メモしておきます。
1. インストール用USBメモリ
これはSurface Pro 8に特有の点ではないですが、Surface Pro 8のUSBコネクタはUSB-C(Thunderbolt 4)だけなので、インストール用USBメモリは、USB-Cのものを使うか、USB-CとUSB-Aの変換コネクタをかませる必要があります。
ここで、容量が大きめ(32GB=32768MB超)のUSBメモリを使おうとすると、フォーマットでファイルシステムが自動的にexFATになりますが、USBメモリからブートするにはFAT32である必要があるので、何らかの方法でFAT32にする必要があります。
ただ、この点はMicrosoftのメディア作成ツールでUSBメモリの作成までやってしまえば、自動的に32GBでFAT32のパーティションが作られるので、たいした問題ではありません。
2. 入力デバイス
インストール用USBメモリからブートすると、最初に言語や地域を設定する画面が出ますが、ここで本体のタッチスクリーンもSignatureキーボードも全く反応せず、何も操作できないので詰みます。
この原因が分からず、しばらく試行錯誤したのですが、ふと外付けUSBキーボードを繋いでみたら動きました。
つまり、タッチスクリーンにせよ、Signatureキーボードにせよ、これらのためのどこかのデバイスがインストーラーに含まれたインボックスドライバーでは動かないらしいというオチでした。これはOSのインストール後もWindows Updateをかけて各種ドライバーを更新するまで解決されないので、そういうことなのでしょう。
正攻法で行くならば、Surface Pro 8のドライバーパッケージ(後述)から該当するドライバーを探し出し、予めインストーラーに組み込んでおく方法で解決できるはずですが、USBキーボードを繋いだ方が百倍速いということで。
なお、使用したインストーラーは21H1のもので、Windows 11のインストーラーでも同じでしたが、いずれ修正されるかも。
3. 内蔵カメラ
OSのインストール後にWindows Updateをかければ、ほとんどのデバイスは使用可能になりますが、内蔵カメラだけは使えません。カメラが使えないということはWindows Helloの顔認証も使えないということで、実用上見過ごせない問題です。
デバイスマネージャーをWindows 11と見比べると、Windows 11では「カメラ」に存在する「Intel(R) TGL AVStream Camera」が存在せず、代わりに「ほかのデバイス」に「ISP Camera Device」があるので、これがそれらしいと目星はつきましたが、Windows Updateではドライバーが入りません。
しばらく探したところ、MicrosoftがSurface Pro 8のWindows 11用のドライバーパッケージを公開していました。
この中のWindows 10用(SurfacePro8_Win10_19042で始まるもの)をインストールし、展開された「SurfaceUpdate」フォルダーの中から「Cameras」フォルダーを指定して、「ISP Camera Device」のドライバーの更新をかけたところ、「Intel(R) TGL AVStream Camera」が出現し、カメラが使えるようになりました。これでWindows Helloの顔認証も問題なし。
以上で、とりあえずのところ、Windows 10の動作に支障は出ていません。
[追記]
11/19にWindows 10用のドライバーパッケージが追加されたので、Windows 11に一旦インストールする工程は不要になりました。
4. おまけ
今回のSurface Pro 8はi7のモデルを買いましたが、季節柄か普段使いではファンはほとんど回らないので静かです。
ストレージは512GBですが、ベンダーは予想外のKIOXIA。
型番のKBG40ZNSで検索してみると、BG4というシリーズのSSDのようです。ホワイトペーパーによると、CrystalDiskMark 6.0による計測でシーケンシャルリードが最大2,336MB/s、シーケンシャルライトが最大1,815MB/sということなので、以下のCrystalDiskMark 8.0の結果は大体こんなものかと思います。
SignatureキーボードはUS版をAmazon USから購入。色はSurface Pro 7で使ってきたプラチナという名のグレイの使用感が今一だったのでブラックにしましたが、地味だったかも。
純粋に使うだけなら別にWindows 11でもいいですが、検証などを考えるとWindows 10の環境も当面必要なので、Windows 10をクリーンインストールしてみたところ、3点引っ掛かったことがあったので、メモしておきます。
1. インストール用USBメモリ
これはSurface Pro 8に特有の点ではないですが、Surface Pro 8のUSBコネクタはUSB-C(Thunderbolt 4)だけなので、インストール用USBメモリは、USB-Cのものを使うか、USB-CとUSB-Aの変換コネクタをかませる必要があります。
ここで、容量が大きめ(32GB=32768MB超)のUSBメモリを使おうとすると、フォーマットでファイルシステムが自動的にexFATになりますが、USBメモリからブートするにはFAT32である必要があるので、何らかの方法でFAT32にする必要があります。
ただ、この点はMicrosoftのメディア作成ツールでUSBメモリの作成までやってしまえば、自動的に32GBでFAT32のパーティションが作られるので、たいした問題ではありません。
2. 入力デバイス
インストール用USBメモリからブートすると、最初に言語や地域を設定する画面が出ますが、ここで本体のタッチスクリーンもSignatureキーボードも全く反応せず、何も操作できないので詰みます。
この原因が分からず、しばらく試行錯誤したのですが、ふと外付けUSBキーボードを繋いでみたら動きました。
つまり、タッチスクリーンにせよ、Signatureキーボードにせよ、これらのためのどこかのデバイスがインストーラーに含まれたインボックスドライバーでは動かないらしいというオチでした。これはOSのインストール後もWindows Updateをかけて各種ドライバーを更新するまで解決されないので、そういうことなのでしょう。
正攻法で行くならば、Surface Pro 8のドライバーパッケージ(後述)から該当するドライバーを探し出し、予めインストーラーに組み込んでおく方法で解決できるはずですが、USBキーボードを繋いだ方が百倍速いということで。
なお、使用したインストーラーは21H1のもので、Windows 11のインストーラーでも同じでしたが、いずれ修正されるかも。
3. 内蔵カメラ
OSのインストール後にWindows Updateをかければ、ほとんどのデバイスは使用可能になりますが、内蔵カメラだけは使えません。カメラが使えないということはWindows Helloの顔認証も使えないということで、実用上見過ごせない問題です。
デバイスマネージャーをWindows 11と見比べると、Windows 11では「カメラ」に存在する「Intel(R) TGL AVStream Camera」が存在せず、代わりに「ほかのデバイス」に「ISP Camera Device」があるので、これがそれらしいと目星はつきましたが、Windows Updateではドライバーが入りません。
しばらく探したところ、MicrosoftがSurface Pro 8のWindows 11用のドライバーパッケージを公開していました。
この中のWindows 10用(SurfacePro8_Win10_19042で始まるもの)をインストールし、展開された「SurfaceUpdate」フォルダーの中から「Cameras」フォルダーを指定して、「ISP Camera Device」のドライバーの更新をかけたところ、「Intel(R) TGL AVStream Camera」が出現し、カメラが使えるようになりました。これでWindows Helloの顔認証も問題なし。
以上で、とりあえずのところ、Windows 10の動作に支障は出ていません。
[追記]
11/19にWindows 10用のドライバーパッケージが追加されたので、Windows 11に一旦インストールする工程は不要になりました。
4. おまけ
今回のSurface Pro 8はi7のモデルを買いましたが、季節柄か普段使いではファンはほとんど回らないので静かです。
ストレージは512GBですが、ベンダーは予想外のKIOXIA。
型番のKBG40ZNSで検索してみると、BG4というシリーズのSSDのようです。ホワイトペーパーによると、CrystalDiskMark 6.0による計測でシーケンシャルリードが最大2,336MB/s、シーケンシャルライトが最大1,815MB/sということなので、以下のCrystalDiskMark 8.0の結果は大体こんなものかと思います。
SignatureキーボードはUS版をAmazon USから購入。色はSurface Pro 7で使ってきたプラチナという名のグレイの使用感が今一だったのでブラックにしましたが、地味だったかも。