2011/03/26

ヤシマ作戦@ThinkPad(補足)

ThinkPadのピークシフト機能について補足を少し書きます。

1. Lenovoからの呼びかけ


節電に関して、Lenovoからピークシフト機能の活用を呼びかけています。

ただ、どの機種であればピークシフト機能が使えるはずなのか、という点ははっきりしません。2006年発売のX60sでも使えているので、たいていの機種で行けそうな気はしますが。

2. メディアでのリバイバル


これまで幾つかの記事でピークシフト機能の利用に言及がありました。これでピークシフト機能の存在が呼び覚まされたと思います。
東京電力が需給状況を毎時間ごとに知らせるようになったので、これとピークシフト機能を連動させることが考えられます。ただ、必要なのは限られたバッテリ駆動時間をどの時間帯に振り向けるべきかという問題への解なので、リアルタイムで連動させるいいアイデアというのはすぐに思いつきません。

リアルタイムでなければ、例えば、毎晩、その日の(または前の週の同じ曜日の)需給状況を自動的に取り込んで翌日のピークシフトプランを作成し、それを省電力マネージャーにインポートさせる、とかでしょうか。いずれにせよ、何かすばらしいメソッドが出てくるのを期待してます。

3. 一日を通したピークシフト


とりあえず夕方18~19時の時間帯をターゲットに考えてましたが、東京電力の需給状況を見ると朝9~10時にもピークがあり、また、今年の夏も電力不足となることが避けられず、そのときは14時前後がピークのようです。

ということで、理想的なピークシフトのためには、夕方だけでなく一日を通してどの時間帯にバッテリ駆動時間を振り向けるかを考える必要が出てきます。基本的な方針としては、
  • バッテリ充電は夜間(22時~翌日8時ぐらい)に行う。
  • 日中は基本的にAC駆動で、ピーク時にバッテリ駆動に切り替える。
  • 日中のバッテリ充電の継ぎ足しはなるべく避ける(その方がバッテリにも優しい)。
具体的には、現在の朝と夕方のピークに対応する場合、ピークシフトのスケジュールを2回組むことになります。
  1. 朝の終了時間(=バッテリ充電禁止を解く時間)は、ピークシフトのスケジュールが重なるとエラーになるので、夕方の開始時間の1分前にしてある。
  2. 夕方のバッテリ駆動の開始時間。
  3. 日中のバッテリ充電禁止を解き、充電を開始させる時間。
1回目のピークシフトのスケジュール。
  1. 週末は大丈夫そうなので、平日だけを指定できるよう「毎週」にした。
  2. 日曜日と土曜日を外してチェックする。
  3. 朝のバッテリ駆動の開始時間。
  4. バッテリ駆動を1時間30分として、その終了時間。
  5. 日中にバッテリ充電をさせないため、充電禁止を解く時間(朝のピークシフト終了時間)を夕方の開始時間まで伸ばす。ただし、スケジュールが重なるとエラーになるので、夕方の開始時間の1分前にした。この1分間は充電が行われるが、仕方がない。
2回目のピークシフトのスケジュール。
  1. 朝と揃える。
  2. 朝と揃える。
  3. 夕方のバッテリ駆動の開始時間。
  4. バッテリ駆動を2時間30分として(朝と合わせて4時間)、その終了時間。
  5. バッテリ充電禁止を解く時間。この時点で夜間のバッテリ充電が始まる。
こんな感じで、一日の間に複数のバッテリ駆動時間を入れたピークシフトプランにできます。

なお、ピークシフトの間に、バッテリ駆動中か、AC駆動中かつバッテリ充電禁止中かは、コンセントのアイコンにカーソルを合わせたときのポップアップで確認できます。バッテリ駆動中の場合は「現在放電しています」と出ます。

これが、AC駆動中かつバッテリ充電禁止中の場合は「現在充電禁止になっています」と出ます。

とりあえず。

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