Dell U2415をサブモニターとして使っていますが、設置場所の関係でやや高い位置に置かざるを得ず、モニタースタンドの下限一杯にしてもモニターの位置が視線の高さに対して高くなるという問題がありました。
こういう場合の解決策としてモニターアームの使用が考えられますが、あれはあれで設置に手がかかり、かつ位置調整も全く融通無碍にできるわけではありません。そこでモニタースタンドの改造で何とかできないかと検討。
スタンドのモニターとの接続部のプレートを一旦取り外し、カバーを外して取り付け直したところ。
この左右の端の中央の高さにある横長の穴は、カバーのダボがはまっていた部分で、組み立て時の位置決め用と推測しますが、もしかしてこれにVESAマウントのネジを通せないかと思い付き、穴の間の距離を測ったところ、ネジの中心になる位置の間で101mm。VESAマウントは100mmなので、微妙に合いません。
穴をそれぞれ内側に削る手もなくはないですが、このスチールのプレートを手作業で加工するのは率直に言って苦行。どうしたものかと手持ちの金具を漁っていたら、ピカーンと。
モニターのVESAマウントのネジ穴に黒いクランク型の金具を少し傾けて取り付けることで、ネジ位置をスタンドのプレートの穴に合わせることができると。いずれにせよスペーサーが必要だったので、一石二鳥。何かの用に使おうと買ったまま長らく死蔵していたものですが、まさか役に立つ日が来ようとは、「こんなこともあろうかと」が本当にあるとは、自分でも少々びっくり。
とりあえずスタンドに取り付けてみたところ。横2点だけの固定なので縦の揺れはあるものの、厚みのあるスチールの金具なので、それ自体の強度には問題なさそう。
まあ大丈夫そうなので、根本のカバーを戻し、プレートの下型の爪の部分にゴムを挟んで揺れ止めにして、一応の完成。
この結果、モニターの位置を大きく4cm弱下げることに成功(スタンドの台座との隙間は8mm)。このスタンドのプレートの穴はU2720QMのスタンドにもあったので、Dellのモニターで割と汎用的に使えるテクではないかと思います。あくまで緊急避難的なものですが。
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