2011/05/20

Netgearの省電力ハブ

手近な機器の消費電力を測ったときに気になっていた、Buffaloの古いGbEハブ(LSW-GT-5W)をNetgearのGS105v3(ProSafe 5-port Gigabit Desktop Switch)に更新した。
Netgear GS105v3

これにしたのはコンパクトで真四角な金属筐体というのが最大の理由で、消費電力については最大3.2Wというぐらいしか情報がなかった。

今時のハブにはたいてい省電力機能があって、例えばBuffaloのLSW3-GT-5NSでは不使用ポートの電力オフとケーブルの長さに応じた電力カットを謳っているが、GS105v3の場合は詳しい説明がない。一応、外箱には「Auto power-down mode saves energy when port is unused」との記述があるので、不使用ポートの電力オフ機能があることは分かるが。

そこでワットモニターで消費電力を測ってみたのが以下。
リンク
速度
使用
ポート数
消費電力
(W)
電源オンのみ01.1
ADSLルーターを接続100M11.2
ThinkPad X61sを接続1000M21.7
ReadyNAS Ultra 2を接続1000M32.2
ThinkPad X60sを接続1000M42.7
ReadyNAS Duoを接続1000M53.2

ワットモニターの誤差もあり得るが、
  • 基本は1.1W
  • 使用ポートが増えるにつれ、大体0.5Wずつ増えていく
  • 公称の最大3.2Wというのは正確
ということが分かる。なお、5ポートに接続した状態で全ポートをビジーにしてみたが(X61sでYouTubeの動画を見つつ、Ultra2上の動画ファイルを再生し、かつDuo上の動画ファイルをX60sで再生)、消費電力に変化はなかった。使用状況で何か変わるかと思ったが、そうでもないらしい。

結果としては、消費電力を公表しているLSW3-GT-5NSより、いずれの状態でも消費電力は小さく、十分な省電力性が確保されていると思う。

問題ではないが、気づいたこともあって、それはLEDの光が強いこと。
Netgear GS105v3

下のLSW-GT-5Wの電源LEDがぼうっと点いているのに比べて、GS105v3のLEDは眩しく光っている。5つのポートを全部使用すると最大11個のLED(電源+1000Mの場合の各ポート2×5)が点灯する。ハブなので別にいいのだが、結構派手ではある。

2011/05/08

東京電力のピークタイム

TPTPコネクトの開発が一段落したので(TPTPコネクト自体の関係はSourceForgeの方で)、そもそも東京電力のピークタイムはどうなっているのか?について、改めて東京電力電力供給状況APIからスクリプトでデータを取得してまとめてみた。

大体3/26を境目に、それまで毎日のように計画停電が打たれていたのが、気温の上昇と発電能力の一部回復で需給が緩和されていき、現在に至っている。

なお、電力使用率の高い日が特別逼迫しているというより、需給予想に従って東京電力が発電能力を増減させているので、東京電力の予想よりは使用量が高かった日と見た方がいいと思う。

例えば、4/19は4月に入ってから使用量が一番高かった日だが、使用率には比較的余裕がある。これに対して、4/23は使用量はさほどでもないのに使用率は高くなっている。2日前の5/06の使用率が高いのも、連休の狭間にしては使用量が高かったということではないかと思う。

ともあれ、ピークシフト的には、
  1. どの情報からピークタイムを得ればいいのか?
  2. (バッテリ駆動がそれなりに長く可能として)バッテリ駆動時間をどのように配分すればいいのか?
ということが問題になるが、
  1. 東京電力の予想するピークタイム(ピーク時供給力の時間帯。グラフに横棒が引っ張ってある部分)は、時々外すが、最近では概ね安定している。
  2. 平日の日中は使用率が僅差で高止まりしているので(12時台に少し落ちる以外)、どの時間帯にバッテリ駆動すればいいのかは簡単には決め難い。
えいやっと決め打ちでもいいのだが、どうせやるならうまくピークタイムと使用率の高い時間帯に合わせられた方がいいよね、ということでTPTPコネクトの出番となるわけだが、さて。